見える世界、見えない世界。

私も最近になってようやく、人によってそれぞれ見える世界が違っているんだなあと気付き始めました。

そこで今回は、「変数」を用いて "それぞれの人が見える世界" について説明していきたいと思います。

 

まず、こんなことを考えるようになったきっかけを少しお話させてください。

私はよく近所のスーパーマーケットで買い物をするのですが、ある時レジ係の店員さんの接客に若干の違和感を覚えることがありました。お釣りやカードを渡す作業があまりにも雑すぎたのです。特にお店が混んでいる訳でもないし、レジ係が不慣れな訳でもないのにです(新人店員かどうかは研修中と書かれた名札の有無で区別できます)。

ただその店員さんを観察してみると、決して手を抜いて仕事をしているようには見えませんでした。いや、むしろ一生懸命仕事をしていたようにさえ感じました。

 

なぜこのようなことが起きたのか考えてみたところ、レジ係という仕事に対しての認識、つまり見えている世界が、私とその店員さんで単に異なっているのではないかという結論に至りました。

 

過去のエントリでも書きましたが、接客業を身近に感じる機会にある私にとって、レジ係という仕事は、

・早く会計処理を済ませる

・お客様に気持ち良く帰ってもらう

の2点(変数)で構成されるべきだと考えています。

 

私が思うに、その店員さんにとってレジ係という仕事は、

・早く会計処理を済ませる

の1変数のみしか考慮に入っていなかったのではないでしょうか。

だからこそ、会計処理の早さのみを重視するあまり一部作業が雑になってしまうことで、「会計処理の早さ」という変数だけでなく、「お客様に気持ち良く帰ってもらう」という変数をもレジ係に求めている私にとって、それが違和感として感じてしまったのです。

 

最後に。。

人にはそれぞれ、他の人より多くの変数で捉えることのできる世界もあれば、そうでない世界もある。知識や経験を積むというのは、ある領域における変数を増やすことと同義と言える。

そして、人という区別だけでなく、同じ人でも置かれる状況によって見える世界は異なる