Airbnbの事業転換を受けて感じた、一点突破の破壊力。

昨日こんな記事を発見しました。Airbnbファンとしてはたまらないニュースです。

www.fashionsnap.com

早かれ遅かれこういう動きをしてくるとは予想してましたが、それが現実のものとなるとやっぱりゾクゾクします。

 

サイトのトップページを覗いてみても、やはり大幅な事業転換を図ったことが見て取れます。

今は「暮らす人と旅をしよう。」がキャッチコピーとして使用されていますが、つい先日までは「暮らすように旅をしよう。」、そしてそれ以前には「おかえりなさい。」というフレーズがキャッチコピーとして使われていました。

 

キャッチコピー自体も、時間が経つにつれて「宿泊」だけにとどまらず、宿泊も含めた「旅」、そして旅には欠かせない「人」へと伝える枠組がだんだんと大きくなっていることがわかりますね。

  

今回のニュースを受けて私が真っ先に感じたのは、"一点突破の破壊力"です。

例えば、Amazonであれば最初は書籍のみを取り扱っていましたし、Facebookだと最初は大学生のみにターゲットユーザーを絞っていました。

しかしみなさんもご存知の通り、今やAmazonは書籍だけにとどまらず日常生活で使用するありとあらゆるものを提供していますし、Facebookは大学生だけでなく世界中の老若男女が使うサービスへと発展を遂げています。

 

これまで宿泊のみを提供してきたAirbnbですが、そういった意味で今回を皮切りに、旅に関するあらゆるサービスや情報を提供するプラットフォームへと革新されていく可能性は大いにあり得るわけです。

 

 

もしあなたがどこかへ旅をするユーザーに対して、何かサービスを提供したいとします。当たり前ですが、まずそのユーザーはどこへ、そしてどのような目的で旅をするのか把握しなければなりません。

Airbnbは、現時点でその両方をおおよそ把握することが可能となっています。

 

また、私がAirbnbに注目している点として、「信頼性の可視化」があります。

バックパックを経験された方ならなおさら理解して頂けるかと思いますが、やはり自分の知らない国、特にまだまだ発展途上な国においては、何をするにも慎重になってしまいます。というより慎重にならざるを得ません。

私は二年ほど前に東南アジアへバックパックをしていた時期があるのですが、実際にホテルやタクシーで何度もぼったくられる経験をしました。

 

その点においてAirbnbでは、宿泊を通じたユーザー間での評価が既に形成されているので、他国へ旅をする場合であっても安心して様々なサービスを受けることができます。 

 

そんなわけで、旅という事業ドメインにおいて有利な立場にあるAirbnbに、今後も大いに期待しております!