塚田農場の『はたらく』についての取り組みは、少なからず社会を変えていく。

皆さんは「塚田農場」をご存知ですか?

念のためお伝えしておくと塚田農場とは、全国23の都道府県に展開されている、地鶏料理を中心とした居酒屋です。

 

この居酒屋の凄さを端的に表現した以下の引用文を読めば、私たちの知っている居酒屋とはいかに異なるかが容易に想像できると思います。

 

この居酒屋、「塚田農場」で働くアルバイトの採用倍率は約9倍。つまり9人に1にしか採用されない狭き門だ。

人気の秘訣は、アルバイトのアイデアを積極的に採用したり、接客の裁量権を与えたりするなど、創意工夫の機会が多分にあり、楽しく仕事ができるからだという。

 

アルバイトって意外と軽視されがちな風潮にあると思うのですが、社会経験を積んだことがない学生にとっては、アルバイトが仕事や社会について初めて触れる接点の場であり、『はたらく』についての印象を左右する大きなターニングポイントと言っても過言ではないと個人的に思っています。

しかし「ブラック企業」と言う言葉が生まれ、また最近でも過労による痛ましい事件が世間を駆け巡っている昨今、アルバイトひいては働くことに対してポジティブな印象を抱いている学生は多くないと思います。

 

シフトは強要せず、全国のアルバイトを集めた感謝祭も開催するなど、人材を大切にする文化も根付く。「塚田農場のアルバイトは楽しい」と口コミが広がり、働きたいという若者たちが後を絶たない。店舗では社員とともにミーティングに参加し、本社で本格的な研修も受け、さらに現場でのOJTで接客術を磨く。こうして育つ質の高いアルバイトに塚田農場は支えられている。

 

そういった時代の流れの中でも、学生が最初に触れる『はたらく』がこのような環境であるならば、きっと若い世代の働くことに対する印象、ひいては捉え方が大きく変わっていき、日本全体がもっと夢や希望を持てる社会になっていくに違いありません。 

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